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2011-3-3 天声人语

luyued 发布于 2011-03-08 11:52   浏览 N 次  

信天翁在空中飞舞的姿态非常优美,但是如果降落到地面上,则变得步履蹒跚、动作笨拙。法国诗人夏尔·波德莱尔将自己比作信天翁。虽然诗人心想在天上翱翔,但在满是凡夫俗子的人世间,诗人举步维艰!明治文学家上田敏将夏尔·波德莱尔的著名诗作翻译为,“作为排遣航行中的寂寞的‘稻草’,船员在重洋中全是海鸟的海岸上生擒信天翁。”因为很容易在地上捉住,所以被命名为信天翁。

东京的读者之声栏目中,有人提议将“信天翁”改回成旧名“海岸大夫”。据说信天翁曾经还被称作“笨鸟”。以前,海上有成群飞翔的信天翁,“蚊柱(蚊子群)”远不能表现其数量之多,而应称作“鸟柱”。但是明治中叶以后,为了获取羽毛,人类大肆捕杀信天翁,信天翁数量锐减。研究人员一度报告说信天翁已经灭绝。想起来,笨蛋、蠢货都正适合指人类愚蠢行径。

似乎生活在遥远海上孤岛的信天翁不知道人类的恐怖。张开的信天翁翅膀长度超过2米。借助风力,信天翁可以轻松飞行数万公里。甚至蕴含着“大海美女”之意的信天翁叫声让人想到其矫健雄姿。

另一方面,先不论名字由来的恰当与否,大家很熟悉“笨鸟”这个名字。虽然不一样,但是先前本栏评价“鸡屎藤”和“阿拉伯婆婆纳”是“残酷的名字”时,意外受到反驳。好像每个人都有自己的看法。

研究信天翁的东邦大学长谷川教授也呼吁更改信天翁的名字。据说孩子们从讲座等地方知道信天翁名字的由来后,都很伤心。

残酷的名字或许也是停止悲惨历史的名字。要是议论的范围不断扩大就好了!

原文:

空を舞う姿は優にして美。だが地上に降りればよたよた不細工なアホウドリを、フランスの詩人ボードレールは自らに重ねた。詩魂は天にはばたくが、俗にまみれた人界では何と生きづらいことか――と▼その名詩を、明治の文学者上田敏は〈波路遥けき徒然の慰草(なぐさめぐさ)と船人は、/八重の潮路の海鳥の沖の太夫を生擒(いけど)りぬ……〉と訳している。アホウドリの名は地上でたやすく捕まるためにつけられた。それを古名の「沖の太夫(オキノタユウ)」に改めようという意見を、東京の声欄で読んだ▼かつてはバカドリとも呼ばれたという。古くは海上に蚊柱ならぬ「鳥柱」が立つほど数がいた。だが明治半ば以降、羽毛を取るために乱獲され激減する。いったんは絶滅が報告された。思えばアホウもバカも、人間の愚行にこそあてはまる▼人間の怖さを、絶海の孤島に生きるこの鳥は知らなかったらしい。翼を広げれば2メートルを超える。風を得て何万キロを悠々と飛ぶ。「海の美女」とでもいった意味のオキノタユウの響きは、雄姿にふさわしく思われる▼その一方で、由来や当否はともかくアホウドリの名はなじみ深い。同じにはなるまいが、前に小欄で植物のヘクソカズラ(屁糞蔓)やオオイヌノフグリを「酷な名」と書いたら、思いのほか反論を頂戴(ちょうだい)した。だれも一家言をお持ちのようだった▼この鳥を研究する東邦大の長谷川博教授も改名を呼びかける。講演会などで由来を知ると、子供たちは悲しい顔になるそうだ。酷な名は悲史をとどめる名でもあろう。論議の輪が広がればいい。

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